2019年の「福島っ子・ドラマの広場プロジェクト」は、8月20日に福島県三春町にあるカフェ「えすぺり」で開催しました。
農家さんが営むカフェ「えすぺり」
三春町桜ヶ丘のカフェ「えすぺり」は、農家さんが営む直売所兼カフェです。新鮮なお野菜を使ったお食事をいただくことが出来ます。
身体に優しくて気持ちも豊かになる加工品や雑貨などをたくさん取り扱ってらっしゃるお店です。
「福島っ子・ドラマの広場」では、毎年、親子で楽しめる企画をあれこれ考えて開催してきましたが、今年から、私たちの活動の原点でもある「子どもの話を聴くときは」の詩を、より多くの人といっしょに体験するワークショップに挑戦していこう!ということにしました。
そしてその第1回目が福島・三春での開催となったのです。
ワークショップのファシリテーターは平丸久美子が担当しました。
はじまりのお話―演劇を学ぶときに大切にしていること
これから、みなさんで詩を読んでいくわけですが、リーディングっていうのも、演劇の一つと考えています。演劇を学ぶ時に大切にしていることをお伝えしたいと思います。
小学校で、子どもたちと演劇の授業をしてきた経験があります。担当の先生が、「演劇の授業で子どもたちには表現力がつくものだと思っていましたが、そうではなくて、人の話を聴く力がすごく育ちました。」と言われました。そうなんです、演劇って、「あなたが、そこに、そうして、そのままでいてくれる」ことを大切にします。そういう中で自然に、友達を尊敬する力をもてるようになり、自分を好きになる力がもてるようになったりしていくんです。
今日は、みなんさんも、演劇を学ぶということで、この2時間、人の話を聴くこと、相手を尊敬すること、自分を好きになること、大切にしながら過ごしていただきたいと思います。
アイスブレーキング―じわじわとみんなが仲良くなる時間
グループ分け、自己紹介、グループ名を考える、などの一つひとつの活動が、自分と相手を大切にしながら進められました。いつしか、グループで自分の考えを素直にそのまま出せるようになっていきました。
詩「子どもの話を聴くときは」
子どものセリフと大人のセリフに分けてみるワークを行いました。
これって、子どものセリフ?大人のセリフ?
グループによって、いろいろな読み方が創り出されていきました。
最後は、すべてのグループが一つになって、福島・三春町オリジナル「子どもの話を聴くときは」ができ上りました。
2時間、「えっ、もう終わっちゃうの?」―そんな感想があちこちから聞こえてきました。
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